1月に京都を訪れ,お寺とカフェを巡ってきました。
最初にご紹介するのは「月と6ペンス」というカフェ。
その店は,目立たない建物の2階にあり,重いドアを開けると,店主が話しかけてきました。
「店内ではお話は控えていただきたいのですがよろしいですか?」
「大丈夫です。」
そう答えると,席に案内されました。
驚くことに,座席はお店の壁沿いにあるカウンター席のみ。
全ての客が店主に背を向けて座っています。
また店内にはたくさんの本があり小さな図書室のようです。
お客は私達以外,全員お一人様で静寂の中で読書や書きものをしています。
最初は戸惑いましたが,珈琲の香りとその空間がだんだん心地よくなってきます。
『月と六ペンス』は、サマセット・モームの小説で画家のゴーギャンがモデル。
絵を描くために安定した生活を捨て、死後に名声を得た人物の生涯が書かれています。
題名の「月」は夢を、「六ペンス」は現実を意味するとされいます。
私はこの小説を高校生の頃に読み主人公の言葉に衝撃を受けました。
記憶は定かではありませんが,
40歳で安定した職も家族も捨て,タヒチに渡り売れない絵を描き続けた主人公。
世間一般からは哀れと思われるかもしれませんが,
主人公は,「人生の後半を月に例えるならば,その前の人生は六ペンスのようなものだ。」
と話していたと思います。
お店をでて,ドアの片隅に置かれた,「月と六ペンス」の看板を目にしたとき,
店主の想いが伝わってきて心の奥が揺さぶられました。
住所: 京都府京都市中京区二条通高倉西
入ル松屋町62 2F
地下鉄丸太町駅、烏丸御池駅 徒歩約8分
京阪本線祇園四条駅 徒歩約10分
TEL:090-9058-8976
営業時間: 12:00 – 20:00(LO.)
休み:日曜・祝日・月1回不定休
最初にご紹介するのは「月と6ペンス」というカフェ。
その店は,目立たない建物の2階にあり,重いドアを開けると,店主が話しかけてきました。
「店内ではお話は控えていただきたいのですがよろしいですか?」
「大丈夫です。」
そう答えると,席に案内されました。
驚くことに,座席はお店の壁沿いにあるカウンター席のみ。
全ての客が店主に背を向けて座っています。
また店内にはたくさんの本があり小さな図書室のようです。
お客は私達以外,全員お一人様で静寂の中で読書や書きものをしています。
最初は戸惑いましたが,珈琲の香りとその空間がだんだん心地よくなってきます。
『月と六ペンス』は、サマセット・モームの小説で画家のゴーギャンがモデル。
絵を描くために安定した生活を捨て、死後に名声を得た人物の生涯が書かれています。
題名の「月」は夢を、「六ペンス」は現実を意味するとされいます。
私はこの小説を高校生の頃に読み主人公の言葉に衝撃を受けました。
記憶は定かではありませんが,
40歳で安定した職も家族も捨て,タヒチに渡り売れない絵を描き続けた主人公。
世間一般からは哀れと思われるかもしれませんが,
主人公は,「人生の後半を月に例えるならば,その前の人生は六ペンスのようなものだ。」
と話していたと思います。
お店をでて,ドアの片隅に置かれた,「月と六ペンス」の看板を目にしたとき,
店主の想いが伝わってきて心の奥が揺さぶられました。
住所: 京都府京都市中京区二条通高倉西
入ル松屋町62 2F
地下鉄丸太町駅、烏丸御池駅 徒歩約8分
京阪本線祇園四条駅 徒歩約10分
TEL:090-9058-8976
営業時間: 12:00 – 20:00(LO.)
休み:日曜・祝日・月1回不定休
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by mu-toririi
| 2017-03-27 00:13
| 【お店】